全インド 日本人会・商工会
インドへの帰任希望者各位

大変お待たせいたしましたが、表題の件以下の通りご案内させていただきます。

〇改めて以下の点ご理解、ご協力お願いいたします。
・インドでは一部の企業活動が再開されていますが、新型コロナウイルス感染拡大は続いており(詳細は後述の通り)、商工会としても渡航を推奨しているわけではありません。自社の産業医やかかりつけ医と相談し、インド渡航に関する健康上のリスクについて十分認識しておくことが重要です。各社、各人の自己責任で判断をお願いいたします。

〇チャター便の概要
・契約主体:インド日本商工会(JCCII)
・運航日:8月5日(水)日本航空 羽田発10:20-デリー着15:30 (予定)  ※「チャーター便」のインド政府からの認可承認待ちです。
・今回は、日印両政府のルール、見解、対応状況なども踏まえ、最も円滑に手続きを進めることができる「チャーター便(航空会社が運航、契約主体が必要)」に
せざるを得ませんでした(運賃や販売方法が通常と異なり、利用しづらい点がある旨あらかじめご了承ください)。
国際線定期便の運航が不可となった3月以降インドから日本へ就航した便は「臨時便(航空会社が運航および販売も行う)」でした。
※料金:片道のみでビジネスで40万円強、エコノミーで20万円強となります。詳細は以下のJTB様からのご案内を参照ください。
〔注意〕日本からインドへの片道チャーター便になることにより、片道のチャーター運賃を設定する必要があるため、インド発の往復航空券は使用できません。
航空券は払い戻しとなり今回新規に購入が必要です。また、払い戻しの場合には、購入された旅行会社での対応となります。
・なお、機内サービス(お食事、お飲み物、エンターテインメント、等)は通常通りのサービスを予定しております


航空券 予約・購入
今回はチャーター便ということで通常と手続きが異なることもあり窓口はJTB様にお願いしております。
・まず別添①「渡航手続きのご案内」をご一読頂き、必要な手続きを期限までに対応お願いします。
別添②「契約書」、別添③「見積書」も参照ください。
・商工会に登録いただいた方には、22日にJTBより渡航データ集約システムの案内メールが届きますので、
案内に従って必要な手続きをお済ませください。
・商工会に未登録の方は、22日以降の申し込みは直接JTB様にお願いします。
【JTB資料①】渡航手続きのご案内 【JTB資料②】契約書 【JTB資料③】見積書
【JTB資料④】渡航データ入力システム(OA-SYS)利用マニュアル

 

〇インド到着後の隔離政策について(現時点での情報です。当日含めて変更になる可能性がありますのでご了承ください)
・インド到着後は、インド政府指定の隔離手続きに従う必要があります。デリー空港到着時検温、申告書(機内で渡される)の提出が求められています。
・入国後、政府指定の隔離施設(別添⑤⑥を参照いただき各自予約をお願いします)に1週間滞在、その後1週間(合計2週間)は自宅等での自己隔離となります。
※ホテルへの移動は、インド政府が用意したバスで移動するケースと各自が手配した乗用車などで移動できるケースと日によって違うようです。どちらでも対応頂けるように準備いただくのが良いと思われます。
・国内各都市にさらに飛行機等で移動される方は、デリーにおける1週間の隔離後の移動となります。国内移動先の隔離ルールは州によって異なりますので、各自でご確認をお願いします。

別添⑤Delhi 政府指定ホテル 別添⑥Haryana 政府指定ホテル

 

 

〇新規に査証の取得が必要な方のみ
既に就労査証をお持ちの方は有効であることを確認しておりますので手続き不要です)
・皆様からの情報をインド外務省経由で、在日インド大使館・領事館に伝え、チャーター便利用予定者であることを証明しております。
これにより、本来必要な航空券コピーの提出は免除され、査証が発給される予定です。
こちらに登録いただいた翌日の午後以降に各自で在日インド大使館・領事館に必要書類の提出(提出済の方は書類が受領されていることの確認)をお願いします。
なお、一部に方にはお伝えしていた在日本インド大使館・総領事館への本人出頭は必要なくなりました。
・登録がお済みで無い方は、28日17:00までに以下リンクより入力お願いします。
https://forms.gle/ih81d3DfaSVyUmWr6
転記ミスなどが無いように極力上記フォームから登録をお願いできればと思いますが、不可の方は別添エクセルにて回答ください。
・上記の商工会への登録締め切りは28日17:00、在日インド大使館・総領事館での査証申請書類の受付開始は7月22日、締め切りは7月29日です。

別添⑦査証申請情報(インドへ帰任希望者)解答用紙

 

〇インドにおける 新型コロナウイルス感染拡大状況

日本外務省の感染症危険情報ではレベル3:渡航はやめてください。(渡航中止勧告)となっており、
改めて在インド日本大使館に以下の問い合わせを行い回答を頂きましたので、必ずご確認をお願いします。【質問】
「インドにおける新型コロナウイルス感染状況、医療体制、今後の見通しについて」

【回答】
● インドは、世界で3番目の累計感染者の多い国(7月20日現在で約111万8千人)となっている。また、本日インド全体で初めて4万人を超える新規感染が報告されたところであり、感染はまだ拡大の傾向にあると考えられる。
● 邦人が比較的多く駐在している地域における1日当たり新規感染者数(20日現在)は、マハラシュトラ州で約9千5百人(累計約31万人)、タミルナド州で約5千人(累計約17万人),カルナータカ州で約4千人(累計約6万4千人),西ベンガル州で約2千3百人(累計約4万3千人)、テランガナ州で1千3百人(累計約4万5千人)、デリー準州で1千2百人(累計約12万3千人)、グジャラート州で約1千人(累計約4万8千人)、ラジャスタン州で約9百人(累計3万人)となっている。
● 新型コロナウイルスに感染した場合、約8割のケースは、無症状又は軽症であるが、約2割のケースは重症化し、中には死に至るケースもある。
● 最も重要となるのは、こうした重症化事例に対し、適切な医療が提供されるか否か。
● 例えばデリー準州の場合、同準州HPでは、新型コロナウイルス指定病院における空きベッドの状況が日々更新されており、当地の邦人が利用している一定水準以上の医療機関の集中治療室(ICU)は相当ひっ迫している状況が伺える。
● また、今月13日に当館から、デリー準州にある3つの病院(マックス、アポロ、フォルティス)に聞き取りを行ったところ、
① 新型コロナウイルス患者向け一般病床には相当程度の空きがあることが確認できているものの、
② 重症化した場合に必要となるICUのベッドに関しては、ほぼ満床に近く、引き続き医療提供体制はひっ迫していると考えるべき。
● アクティブ患者(現に療養中の患者)数が微減にあるデリーでは、「ソーシャルディスタンスなどの予防策が維持された場合には、8月上旬(early August)にピークを超える(pass the peak)だろう」との専門家(AIIMSグレリア総長。7月4日報道)の見解もあるが、確実に減少トレンドにあると言い切れるほどの状況にはまだない。
● また、インド全体のピークとしては、10月となるとの見方もあるほか、日々約4万人もの新規感染者が発生し、なお増加傾向にある現状を踏まえれば、まだ先は見通せない。
● 大使館としては、今後、商工会や日本人会、JETRO等を通じて、新型コロナウイルスの感染状況に関する情報提供を定期的に(概ね週に一度)行っていくことを考えており、引き続き、適切な情報提供に努めていきたい。