インド日本商工会 会員各位

この度のインドにおける感染者拡大を踏まえたインド政府により発表された 日本国籍者に対して出された3月3日以前に発給されているあらゆるビザの無効化に 関して多数の情報、相談をいただきありがとうございました。

公私に渡り大変な思いをされていると多数伺いました。 3日に発表以降現場における状況も明かになってくる中で昨日5日に田口会長より鈴木大使へ、 発表撤回に向けたインド政府への抗議、申し入れなどに対するお礼に加え、現状の報告をさせていただきました。

皆さまからいただいた情報含めて現時点で商工会として把握できたこと、また、当面の方針を伝えさせていただきます。 大使を筆頭に連日インド政府に抗議、申し入れに行っていただいた結果、あくまで現時点での対応ですが改善しつつあります。 ​

〇3月6日,在日インド大使館は,インド入国のための新たな査証取得手続を発表しました(詳細は以下の大使館からの文章を参照ください)。 これによると,インドに渡航するやむを得ない事情がある場合は,東京のインド大使館又は大阪のインド総領事館にて申請が可能です。 また,3月3日以前に発給され,現在効力が停止されている全てのビザは,一時的な停止期間が終了すると有効になるとのことです。

(在日インド大使館ホームページ) https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/pdf/Updated-Advisory-on-Visas-to-India.pdf

〇一方で、以下のような状況が報告されております。

・中央政府の上記判断が日本以外の国に通達が浸透するまで時間がかかっている。

・また、通常必要とされるビザ申請提出書類に加えて緊急性を示す書類の提出を求められるなど手続きにもばらつきがあるようです。

商工会としての当面の方針

〇ビザ手続きをスムーズにするためにビザ手続きに関する情報を集約し皆さまにお伝えします。

商工会の お問い合わせから日本や他国におけるビザの申請状況、必要書類、要した日数などをお知らせください。 事務局にて大使館との共有、事実関係の裏取りや整理をした上で、取りまとめ実名は出さずに商工会HPのお知らせに掲載します。 手続きされる部署や委託先などにも共有し5W1Hなどできるだけ正確かつ具体的な事例の情報共有にご協力お願いします。 返信はいたしませんのでご了承ください。

〇ビザの取り扱いを撤回してもらうために感染予防を徹底します。

インドで感染者が拡大しております。 大使館からのお知らせ(以下大使館からの注意喚起10番番参照)にもあるとおり予防を徹底し日本人からまた、会社の中で感染者を出さないことを徹底しましょう。 新型コロナウイルス感染症対策に関して、イベントの中止や延期、規模縮小が政府より要請されていることを踏まえ、当会では以下の通り対応いたします。 ・現在予定されている会合、イベントにつきまして、一律的に中止ないし延期といった措置は行いません。会合の規模や内容等、事情を総合的に勘案し決定します。 ・個別の会合について中止ないし延期の決定を行った場合は、その都度ご連絡申しあげます。 ・今後も情勢の推移を踏まえ、柔軟に対応する所存であり、本方針は予告なく変更する可能性がございます。会員の皆様におかれましては、ご理解とご協力のほど、お願い申しあげます。

〇 DPIIT、INVEST INDIA、CCIとFICCIに撤回、撤回までの手続きの簡素化に向けた協力を依頼する。

今後調整していきます。 インドで培った忍耐力、交渉力、予知能力をフル活用して、Team Japanでこの難局を乗り越え、 東京オリンピック・パラリンピックを迎えたいですね。

インド日本商工会( Japan Chamber of Commerce and Industry in India ) 事務局長( Secretary General )